このところ、玄関ホールで入所者さんと御家族様の面会している姿をよく見かけるようになりました。事前予約をして時間や人数に制限はありますが、だいぶこの面会スタイルも定着したようです。

少し前になりますが、私が外出から戻ってきた時に きたはら内玄関に一人の女性が静かにじっと立っておられました。その方の視線の先は、長く伸びた廊下の奥(特養の扉)です。ちょうど職員が丁寧にお辞儀をして扉を閉めるところでした。すぐ傍には歩行器を押しているか、車いすに乗った方がいらしたことでしょう。

「気になりますね。」と声をかけた私に、その方は「ええ、まあ。」と答えられました。入所しているお身内の方との面会を追えたところだったのでしょう。

前回、お会いしたのはいつで、次はどのくらい先になるのでしょう。もしかしたら、遠方から来られたのかもしれません。胸が痛いです。滅多に会えないとしたら、姿が見えなくなるまで お見送りしたくなりますね。          (🍊)